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​著書

『日本のイスラーム:歴史・宗教・文化を読み解く』

December 10, 2019

 

目次

はじめに

第1章 イスラームとは何か

第2章 日本におけるイスラームの歴史

第3章 日本人ムスリム

第4章 日本国内の外国人ムスリム

第5章 外国人ムスリムと「難民ビザ」

第6章 日本におけるハラール・ビジネスの実態

第7章 日本とイスラームの共存に向けて

 

おわりに

日本のイスラームに関する年表

主要参考文献

 

本書の特徴:

異文化理解という視点から、20年以上に亘るフィールドワークに基づき、その結果を分析・考察しています。特に、2019年4月から施行されている外国人材受入れ政策に関連して、外国人労働者の中で言われている「難民ビザ」の問題、過去との比較のため、バブル経済時に就労目的で来日した外国人ムスリム労働者について論じています。また近年のハラール・ビジネスについてフィールドワークの結果を述べて考察しています。

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『日本とイスラームが出会うとき:その歴史と可能性』

June 10, 2016

 

目次

第1章  世界宗教としてのイスラーム―イスラームの歴史と六信五行
第2章 日本におけるイスラームの歴史―明治の邂逅から一九八〇年代前半まで
第3章 日本におけるイスラームの歴史―一九八〇年代後半から現在まで
第4章 日本のイスラームの現状について
第5章 日本でムスリムとして生きる、その現実
第6章 「イスラームから離れる」ということ
第7章 日本的イスラームの試み
第8章 「大乗イスラーム」という思想
第9章 非ムスリムの日本人によるイスラーム理解
第10章 何故イスラームは日本社会に広まらないのか―日本とイスラームの比較文化論

 

本書の特徴:日本におけるイスラームの歴史を通して、日本人がいかにイスラームを理解していったのか、その受容の歴史を知ることができます。

また、最大の特徴として、これまで日本におけるイスラームの歴史の中で、語られることのなかった「日本イスラム教団」について、その詳細を論じています。

 

現在もそうですが、日本人改宗者は、日本社会でムスリムとして生きることについて、さまざまな課題に直面します。

そこで、イスラームに「日本的なもの」を見出し、日本社会と折り合いをつけてムスリムとして生きようとする人がいます。それは、日本的イスラームの試みともいえます。過去においても、同様の事例がありました。その一つが日本イスラム教団による布教活動でした。それは、いかがわしさを感じる団体であるとは思いますが、冷静にみると、日本にイスラームが広まるいくつかの可能性があったとみることもできるのです。

 

イスラームは今や全世界に広まり、世界第2位の宗教となっています。その一方で、イスラームが異文化となる国や地域においては、イスラームはさまざまな課題を抱えています。日本も同様です。

 

「イメージから知識へ、知識から理解へ」

本の帯にも書きましたが、ニュース報道は本当に真実を伝えているのでしょうか?

イスラームに対するこれまでのイメージを一度捨てて、本著を読んでいただきたいです。

 

その上で、日本人ムスリム、そして我々も含む、日本人たちがいかにイスラームを知り、理解していったのか、感じ取っていただければ幸いです。

書評
新聞・Web
2015/7/12 日本経済新聞7/12付朝刊
2015/7/19 東京新聞/中日新聞
2015/7/19 読売新聞  
2015/7/29 HONZ峰尾 健一氏 

雑誌
『  季刊 アラブ 2015年秋号』

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